エネルギーと体力の低下 ホルモンバランスの変化による不調

逆行性月経とは?

通常、月経時には子宮内膜が剥がれて腟を通って体外に排出されます。
しかし、一部の月経血は卵管を逆流して腹腔内(お腹の中)に流れ込むことがあります。

このとき、月経血の中に含まれる子宮内膜様の細胞が、

  • 卵巣の表面
  • ダグラス窩(子宮と直腸の間)
  • 腸の表面
  • 腹膜(お腹の内壁)

などにくっついて、そこに定着・増殖してしまうと考えられています。


■ 滞留してもすぐには問題にならない理由

通常であれば、逆流してきた月経血や内膜様の組織は免疫細胞によって除去されるはずです。
しかし、

  • 免疫機能の異常
  • ホルモンバランスの影響(特にエストロゲン)
  • 炎症の持続

などの要素が加わることで、それらの組織が定着してしまい、周期的に反応を繰り返すようになります。


■ つまり、まとめると:

  • 月経血が逆流すること自体はよくある現象(多くの女性に見られます)。
  • しかし、それが子宮外に定着するかどうかは、個人の体質や免疫状態に左右されます。
  • 一度定着すると、子宮と同じようにホルモンに反応して出血や炎症を起こすため、強い痛みや不妊につながるのです。

月経血が逆流しやすくなる原因

逆流自体は多くの女性で起きていると考えられていますが、「より逆流しやすくなる要因」には以下のようなものがあります:

1. 骨盤内のうっ血・血流不良

  • 長時間の座位
  • 運動不足
  • 骨盤周囲の筋肉の緊張(腸腰筋、梨状筋、骨盤底筋群など)

→ 子宮の収縮力や経血のスムーズな排出が妨げられると、一部が卵管を通って逆流する可能性が上がります。


2. 子宮の位置異常

  • 後屈子宮(子宮が後ろ向きになっている状態)
    → 月経血が前方へ出にくくなり、卵管方向へ流れやすい

3. 子宮・卵管の癒着や狭窄

  • 過去の感染症、手術歴、炎症などにより、卵管や子宮周囲に癒着があると、経路が乱れ、逆流リスクが上がる

4. 過多月経・子宮収縮異常

  • 経血量が多い場合、子宮の排出能力が追いつかず、余分が逆流しやすくなります。

■ 徒手療法でできること(排出のサポート)

徒手療法で直接「逆流を防ぐ」ことは難しいですが、排出をスムーズにし、うっ血を改善することで間接的にリスクを下げることが期待できます。

1. 骨盤内の循環改善

  • 骨盤周囲の筋肉(腸腰筋・殿筋群・骨盤底筋)や仙腸関節の動きを改善することで、静脈やリンパの流れを促進
  • 内臓の動きも連動するため、子宮や卵巣の循環環境が整い、収縮機能が整いやすくなります。

2. 腹部アプローチ(内臓リリース)

  • 子宮、卵巣、大腸周辺の膜の緊張をリリースすることで、骨盤内の臓器の位置や動きの改善を図る。
  • 腹直筋・腹斜筋の緊張緩和も効果的。

3. 呼吸・横隔膜との連動強化

  • 呼吸と骨盤底筋は連動して動くため、横隔膜の可動性や肋骨周囲の緊張を緩めることは、骨盤内の圧変化や血流の改善につながる。

4. 姿勢改善・仙骨リリース

  • 猫背や骨盤後傾による子宮の圧迫やうっ血を防ぐ。
  • 仙骨の可動性を整えることで、自律神経や血流の調整をサポート。

■ 補助的にセルフケアでおすすめできること

  • 軽いウォーキングやヨガ(特に骨盤周囲のストレッチ)
  • 骨盤底筋のトレーニング(過緊張になっている場合はリラックス)
  • 下腹部の温熱ケア(温タオル・腹巻きなど)

■ まとめ

分類内容
原因骨盤うっ血・子宮後屈・癒着・多量出血など
徒手療法の役割骨盤内の血流改善・子宮の動きや位置の最適化・姿勢調整
補助ケア呼吸・温め・適度な運動

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